私のお気に入り弦 北山講師

「私のお気に入り弦と楽器メンテナンス」というテーマで、

どんな弦が好き?というのと弦の交換はいつもどれくらいの間隔でやっているの?

というのを各弦楽器の講師で書くことになりました。

まず、弦交換のタイミングですが、僕の場合は4~6か月に1回の間隔で交換しています。

また、弦が切れた時も、音色のバランスが悪くなるのですべての弦を一緒に張り替えるようにしています。弦は交換してからすぐは少し固めの音色になるので、教室の発表会など、人前で演奏する時は大体1週間前くらいに張り替えるようにしています。

 

次に「お気に入り弦」についてですが、高音弦2本はヤーガ―、低音弦2本はラーセンのマグナコアの組み合わせが今、一番気に入っています。

チェロは他の楽器よりもバラバラな種類の弦を張る傾向があり、特に低音側2本と高音側2本で音色を替えるのが一般的です。僕がチェロを弾くときに出したかった音は高音側が固くはっきりした音色、低音側は逆に柔らかく、どっしりとした音色でした。色々な弦を試した中で一番しっくりきたのが高音ヤーガー、低音ラーセンマグナコアの組み合わせで、特にD線(細い方から数えて2番目の線)はより強い音が出やすいように、「ヤーガーフォルテ」を使用しています。

楽器によって相性もあると思うので、チェロには「これを張るのがおすすめ」というのはないように思いますが、弦を交換することで「自分の楽器ではこれまで出なかった音が出るようになる」ということもあります。「どんな音色にしたい」というのがあれば自分が試した弦の範囲でお伝えできることもあると思うのでお悩みのことがあればレッスン時にご相談下さい。

 

cello_instructor011

 

 

 

 

 

   チェロ講師 北山 悠佑