4月に入り、すっかり暖かくなりました。
第3ビル近くの桜も満開です(^^ゞ
先日、ヤマハグランドピアノの整音を致しました♪
長年使っていて、フェルトが摩り減っており、ハンマーの先端が変形している状態でした。
使用頻度が高く、弾かれる方は音量も技術もお持ちの方々が多いので、なおさら消耗が激しかったのかなと思います(゜゜)
整音前に写真を撮りました↓↓↓
ハンマーが変形してしまい、先端が角張っているのがわかります(;’∀’)
弦の溝も深く入っています・・・。
どのピアノも長年使っているとこうなります。
この状態だと、弦に触れるハンマーの面積が広くなってしまい、弦の振動を妨げてしまいます。
また、音色も固くなってしまうようです。
今回は、ハンマーの形を整える「ファイリング」、全体の音色のばらつきを整える「整音」という作業を行いました。
作業後のハンマーがこちら↓↓↓
先ほどの角張っていたハンマーの先端を、なるべく点に近い状態で弦を叩けるようにしました。
音色を損なってはいけないので、今まで付いていた弦の溝は少し残すのがポイントです(=゚ω゚)ノ
あとはハンマーフェルトに針を刺して、全体的に音色のばらつきを直していきます。
今回の整音作業はこれで終わりです!
ヤマハ本来の音色は損なわず、長時間弾いていても耳が痛くなりにくい、とても耳馴染みの良い音色になったのではと思います(*’ω’*)
ぜひスタジオAを使われる際は、音色にも注目して弾いてみていただけると嬉しいです。
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スタッフ 京部