Part5 外装磨き
ピアノを弾いているだけでも譜面台に傷がついてしまったり、うっかり鍵盤蓋の上に物を落としてしまったり。
よくあることだと思います(-_-;)
おそらくペンの先や楽器を置いた時についた傷でしょうか、スタジオのピアノにも目立つ傷がちらほら見つかります…
白い線のような傷が入っているのが見えます。
結構深かったです…(´・ω・`)
傷が見えなくなるまで表面を削って、再度艶出しをする方法で直していきます。
コンパウンドと呼ばれる研磨剤や、目の細かいサンドペーパー等を使って表面を削っていきます。
この塗料に対してはサンドペーパーとコンパウンドで3~4段階に分けて磨きます。
↓ 仕上がりがこちら ↓
鍵盤蓋や譜面台等に使われているポリエステルという塗料。
とても硬くて傷つきにくいのが特徴です。
硬い分、ツヤ出しをするのが大変です…手磨きだととても体力を奪われました(^^;)
見た目は綺麗になりましたが、表面を削っているので、元通りに治った!というわけではありません…。
直接楽器を置いたり、ピアノの上で楽譜に書き込んだりするのを避けるだけで、深い傷が付くのを防ぐことができます。
永くいい状態を保てるように普段の扱い方も心掛けていきたいですね(-ω- *)