チェンバロ 修理

2015年に入りましたね!

本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

先日、チェンバロの爪を修理を致しましたので、

その時の写真を載せます。

 

チェンバロ 爪2

 

写真にありますように、チェンバロは

白い爪のようなもので弦を弾いて音を出します。

チェンバロと比べると、ピアノはハンマーがフェルトでつくられており

弦を叩くように音を出すので、当然ピアノとは音量が違ってきます。

 

この音を出す部分をプレクトラムと言います。

現在はプラスチック製が主流ですが、プラスチックが普及する前は

本物の鳥の爪が使用されていたと聞いたことがあります。

 

DSCN0603

 

ピントが合っていませんが、本体にはこのように取り付けられております(^^;)

このプレクトラムは非常に折れやすく、度々修理が必要になってきます。

演奏中に爪が折れても、この部品の疲労によるものであり、

仕方のないものなのだと思います。

ご利用中に破損した際には、

スタッフにお気軽にお声掛けいただけましたら幸いです。

 

京部