ピアノクリーニング Part3

 

 

Part3 鍵盤の汚れを除去

 

ピアノの演奏時、一番手に触れるのが鍵盤です。

弾いていると知らないうちに手垢や汚れが付いてしまいます…

白鍵、黒鍵、それぞれ材質が違うので、それに合わせて綺麗にしていきます。

 

 

●白鍵の側面(上が作業前、下が作業後)

上の鍵盤は手垢が付いているため、黒ずんでいます。

演奏に特に支障はありませんが、手垢が付いていない方が気持ちよく鍵盤に触れることができます(*^ω^*)

 

 

●白鍵表面、白鍵木口(左が作業前、右が作業後)

木口も意外と汚れが付いていました(;´∀`)

 

 

●黒鍵(上が作業前、下が作業後)

 

 

ピアノの演奏、声楽、管弦楽器等、個人練習やレッスンで使用していて、手垢や唾などが知らないうちに付着していまうのがこの汚れを見ていてわかります。

 

 

ちなみに鍵盤の裏側、こうなってます。

エゾ松やスプルース等、柔らかくて軽い木材で作られています。(バイオリンやギターの表板と同じ材質です。)

温湿度の変化で捻じれや歪みが出ないように、木目がまっすぐなものを使用しています。

机の木目と鍵盤の木目。

比較してみると、違いがわかりやすいですヽ(・∀・)ノ

 

 

今回は汚れを落とすだけでしたが、もっと大掛かりな修理の場合は白鍵やクロス(赤い布)の張り替えを行います。

ピアノの状態によっては鍵盤が剥がれていたり虫食いを見つけたりすることがあるので…

 

 

スタジオでよく使うピアノは今後特にしっかり掃除していこうと思います(^^ゞ