ピアノクリーニング Part4

 

Part4 鍵盤の高さと深さ

 

1つの鍵盤を押さえると、大きく分けて4ヶ所のパーツが連動し、弦を叩きます。

複数の部品が動くタイミングを調整し、鍵盤のタッチや戻りの早さ等を揃えます。

この一連の作業は「整調」と呼ばれています。

 

その作業の中の一つ、鍵盤の高さと深さの調整を行いましたヽ(・∀・)ノ

 

 

鍵盤の高さと深さとは何ぞ(゜゜ )?と思われる方も多いのではと思います。

私も学校へ通い始めの頃は意味もわかりませんでした。

 

↓ 赤い矢印が鍵盤の高さです。

 

↓ 鍵盤の深さ(鍵盤が沈みこむ距離を調整します。)

 

どちらもメーカーによって基準値があるので、それに合わせていきます。

 

 

高さが崩れていると、定規を当てた時にこんな風に見えます(;´∀`)

定規と鍵盤の間に隙間があるもの、無いものが見つかります。

 

↓ 作業後

はい、綺麗に揃いました(自画自賛)

 

 

↓ 鍵盤の高さと深さは、ここで調整します。

 

この赤と緑のクロスの下に紙をはさんで調整します。

画用紙のような厚み、あぶらとり紙のような厚み、厚紙のような厚み等、色々な種類の紙を使って調整します。

 

 

 

だんだん高さが揃って綺麗になってくるところが目に見えてわかります。

そこがこの作業の楽しいところです(^^)

 

 

高さを変えると深さが変わるので、どの順で作業するのかも重要です。

全域を整えたら完成です\(^o^)/

 

 

この作業は整調の作業のごく一部で、これから更に細かい調整をしていきます。