ピアノには多くの木材が使用されています。
針葉樹と広葉樹に分類されますが、葉の形が異なるだけではありません。
硬さや木目など、木の性質が違ってきます。
本日は、針葉樹について簡単にですがで説明致します。
ピアノによく使われるのは、エゾ松やスプルース、トウヒといった、
トウヒ属に属される針葉樹です。
クリスマスツリーを想像していただけるとわかりやすいです。
軽くて柔らかく、音の響きが良いのが特徴で、
ピアノの響板や弦楽器、ギターの表板に使用されます。
バイオリンやギターの表板を見てみると、
まっすぐな木目の板が使用されているのが見られます。
バイオリンの側面や裏面は、広葉樹の木材を使用しているため、
表板とは違う木目が見てとれます。
私が木材の勉強をするようになってからは、
楽器だけでなく、家具や雑貨の木目をじっくり見てしまう癖がつきました(^^)
木目が均質でまっすぐなものほど、音の伝達が良く、
楽器の材料に適しているといわれています。
木目の美しさにも注目して楽器を見てみるのも
違った楽しみ方ができて、おもしろいです。
京部