大阪にある音楽練習室の調律師によりスタジオ調律記録や日記を公開中

チェンバロの使い方2

 

前回、チェンバロの基本の操作をご紹介致しました。

今日は、残り3本のレバーの使い方についてご紹介しようと思います!

 

①「4’」のレバー

右から2番目に「4’」と書いてあるレバーがあります。

これを引くと、下段の鍵盤が鳴ります。

 

「8’」より1オクターブ高い音が鳴ります(・∀・)

 

このレバーだけ引いて高い音を単音で鳴らすことも出来ますし、

「8’」と同時に弾いて2音出すことも出来ます!

 

 

②「L」のレバー

左側2番目に「L」と書いてあるレバーがあります。

このレバーを引くと、上段の鍵盤の音色を変えることが出来ます。

 

上段の弦にフェルトが当たるので、柔らかい音色に変わります。

ちなみに「バフストップ機能」と言うそうです。

 

 

③中央のレバー

中央に金色のレバーがあります。

下段の鍵盤を触ると、一緒に上段の鍵盤を動かすことが出来ます。

 

同音を2本の弦で鳴らすことが出来るので、1本の時より重厚感が出せますo(^▽^)o

「カプラー機能」と言うそうです。

 

 

音色や鍵盤のタッチなど、ピアノとは全然違うので、

チェンバロに興味のある方はぜひ一度、気軽に弾いてみてもらえると嬉しいです\(^o^)/

 

ピアノと同じ曲を弾いても雰囲気がガラッと変わるので、

チェンバロとピアノを弾き比べてみるのも楽しいかもしれません(^^ゞ

 

スタッフ 京部

チェンバロの使い方1 音の出し方

 

ピアノの前身楽器、チェンバロ。

近頃では、ピアノを弾く方でもなかなか触る事が無いと聞きます。

 

鍵盤が2段だったり、レバーがいっぱいあったり・・・

私は実際に見て触ってみないと使い方もよく分かっていませんでした(^^;)

 

こちらが甲東園スタジオに置いてあるチェンバロです。

鍵盤が2段、レバーは全部で5本あります。

 

このレバーを操作して音を出します。

ちなみにレバーを引いてない状態で鍵盤に触ると、ツメが弦を空振りするので音は出ません(゜゜)

 

 

①下段の音を出す

 

1番左側の「8’」と書いてあるレバーを引きます。

これを引くと、下段の鍵盤の音を出すことができます。

 

 

②上段の音を出す

 

下段と同様、「8’」のレバーを引きます。

上段は、1番右のレバーを引くと音が出ます。

 

 

基本的な操作は以上です。

こちらで説明したレバーで、通常の演奏が可能です♪

 

 

残り3本のレバーについてはまた次のページでご説明致します~(^o^)丿

 

 

 

 

甲東園スタジオ チェンバロ

 

先週からテレビアニメ、「ピアノの森」が始まりました~(*^ω^*)

学生の時に少し原作を読んでいた記憶があります・・・。

森に捨ててあるピアノを弾いて主人公がショパンコンクールを目指すお話です。

毎週チェックしていこうと思います(^o^)

 

 

甲東園に今月から移動しましたチェンバロ。

ツメの修理や調律も済んで、とても使い心地よく利用頂けるようになっています♪

 

 

ピアノを弾く方でも、なかなかチェンバロに触った事がないと、よく聞きます。

私もピアノを数年習っていましたが、学生になって楽器博物館に行くまでは、実物に触った事、見た事はありませんでした(^^;)

またチェンバロの使い方等もアップしていけるといいなと思います!

 

スタッフ 京部

 

 

尼崎スタジオ ご予約とりやすくなっています♪

尼崎の改装工事も、徐々に進んでいます(^^♪

普段インターネットから申し込まれる方はお気づきかもしれませんが、

4月中にご利用いただけるお部屋が増えました!

アップライトピアノ(約5畳)鍵盤の設置無し(約2畳)の2部屋です。

5月からは、ピアノが5畳の部屋から2畳の部屋に移動する予定ですので、4月中のみとなっています。

(5畳のお部屋は、ピアノ移動後、バンド向けのスタジオになります。)

 

まだ改装は終了していませんが、お部屋はご利用頂ける状態になっていますので、

部屋数も増えてご予約が取りやすくなっています!

尼崎スタジオは24時間使えますので、お仕事帰りや夜に集中して練習されたい方にもオススメです(*^_^*)

ぜひご活用ください♪

 

ピアノスタジオはコチラ

バンド向けスタジオはコチラ

 

 

 

 

ヤマハグランドピアノ 整音をしました!

 

4月に入り、すっかり暖かくなりました。

第3ビル近くの桜も満開です(^^ゞ

 

 

先日、ヤマハグランドピアノの整音を致しました♪

 

長年使っていて、フェルトが摩り減っており、ハンマーの先端が変形している状態でした。

使用頻度が高く、弾かれる方は音量も技術もお持ちの方々が多いので、なおさら消耗が激しかったのかなと思います(゜゜)

 

整音前に写真を撮りました↓↓↓

 

 

ハンマーが変形してしまい、先端が角張っているのがわかります(;’∀’)

弦の溝も深く入っています・・・。

どのピアノも長年使っているとこうなります。

 

この状態だと、弦に触れるハンマーの面積が広くなってしまい、弦の振動を妨げてしまいます。

また、音色も固くなってしまうようです。

今回は、ハンマーの形を整える「ファイリング」、全体の音色のばらつきを整える「整音」という作業を行いました。

 

作業後のハンマーがこちら↓↓↓

 

先ほどの角張っていたハンマーの先端を、なるべく点に近い状態で弦を叩けるようにしました。

音色を損なってはいけないので、今まで付いていた弦の溝は少し残すのがポイントです(=゚ω゚)ノ

 

あとはハンマーフェルトに針を刺して、全体的に音色のばらつきを直していきます。

今回の整音作業はこれで終わりです!

 

 

ヤマハ本来の音色は損なわず、長時間弾いていても耳が痛くなりにくい、とても耳馴染みの良い音色になったのではと思います(*’ω’*)

ぜひスタジオAを使われる際は、音色にも注目して弾いてみていただけると嬉しいです。

 

スタジオA 詳細ページ↓

[スタジオA] GP グランドピアノ (ヤマハC3) 約7畳

 

 

スタッフ  京部