「エヴァピラッチゴールド」が私のお気に入り弦です。低音弦は柔らかくて深みがあり、高音弦は華やか。和音を弾くと倍音が聞こえやすく、とっても気に入っています。私はパワフルで華やかな音色が好きだったので「エヴァピラッチ」を張っていることが多かったのですが、「エヴァピラッチゴールド」は「エヴァピラッチ」と比べると低音弦がまろやかで、新しくこの弦が出た時に試してみて「こっちの方が好き」と感じました。曲の雰囲気によって違う弦を使う時もありますが、今はほとんどの場合、「エヴァピラッチゴールド」を使っています。
弦の交換のタイミングですが、Ａ、Ｄ、Ｇ線は２～3ヶ月に1回、E線だけは毎月１回交換しています。Ｅ線は他の弦よりも劣化が早く、私自身が華やかな高音の音色がすきなので、少し音色が変わってきたなと感じたら交換するようにしています。
Ｅ線以外の弦は交換時期が来ていないときに弦が切れてしまった場合でも、切れた弦だけを交換するのではなく、すべての弦を替えたほうが良いと思います。張って半月くらいだと少しもったいない気もするかもしれませんが、同時期にすべての弦を交換したほうが弦の劣化が均等になるので、「替え時が来たな」というのがすぐに分かります。練習の時でもできるだけ良い音色で弾いているほうが練習にも力が入ると思いますし、気持ちも切り替わるので、定期的に交換のサイクルを決めて弦を交換するのはおすすめです。弦の交換の仕方やタイミングがわからないという方は、弦の交換についてや弦のチェックをレッスンでも行いますのでよろしければ楽器をレッスン時にお持ちください。
バイオリン アドバンスクラス 二枝 祥子