【委託】Paul Jombar　1925年　ワンピースバック

暖かく、まろやかな音色のこのフレンチヴァイオリンは1925年、Paul　Jombar によって製作されました。裏板には美しく、大胆なやや幅広めな杢のメイプル一枚板を使用して製作されており、ニスにはゴールデン・オレンジイエローを使用。表板は細かく、均等な幅のスプルース材が使用されています。

アンティークヴァイオリンにしか出せない力を掛けて弾いた時のかすれた音の心地よさはもちろんですが、外観も非常に美しいフレンチヴァイオリンです。

演奏によって出来る縁取りの傷みや大きな傷も無く、非常に良い状態。ボディ、裏板の下のあたりに「Paul　Jomber」の焼き印が押してあります。

国内の弦楽器専門店で購入したヴァイオリンです。

―Paul　Johmberについて―

1868年生まれ、Audenot工房の職人として技術を磨く。その後、Gand and Bernardel工房で働き、1892年に独立。1901年にはフランスの最高勲章であるレジンドヌール勲章を受章。卓越したスキルとセンスを持った完璧な製作家だった。