Charles J.B. Collin-Mezin, Jr　1949年製作　ヴァイオリン

琥珀色のオレンジニス、オリジナルのシェイディング仕上げ。美しい杢の一枚板で製作されたフランス、コランメザン工房、ガルネリタイプの上位モデルです。

ネックは少し細めに削られており、手の小さな女性の方にも演奏しやすいシェイプ。

コランメザンスタイルの特徴的なハイアーチヴァイオリンで、裏板は隆起が強調された深いアーチ、表板も深いアーチで、駒部分のあたりがフラットになっている独特なシェイプです。

甘く、深い低音が魅力的なヴァイオリン。

 

ラベルは1949年

裏板、サウンドポストの横にコランマザンのサインが入っています。

 

ニスのタッチアップ痕が数か所あります

裏板に小さな傷（ニスのハガレ程度）

サイド部にニスのタッチアップ痕

弓の当たる箇所はタッチアップあともなく、綺麗な状態です。

2021年2月に糸巻き、顎当て、テールピース、エンドピンを柘植材に交換。ボディの淵や裏板に一か所、ニスのタッチアップあとはあるものの、非常に状態の良いヴァイオリンです。

 

参考までに現在の国内弦楽器専門店での同作家、同年代のヴァイオリンは110‐130万円の価格帯です。