先日は、
「教室のピアノに1本唸りという現象がみられる」というお話を致しました。
この「唸り」という現象ですが、
普通に生活をしていてもあまり聞かない言葉だと思います。
「振動数のわずかに異なる2つの音波が干渉し合い、周期的に音が
強くなったり弱くなったりして聞こえる現象。」
辞書などでは、このような言葉で表されます。
ポイントは、「2つの音が干渉し合う」ということです。
基準の音(ピッチ)を合わせるとき
自分の音と基準になる音を同時に聞くと、
わんわんと響くのが聞こえる、ということが
管楽器をされている方は経験があるのではないでしょうか。
これが、1番聞えやすい「唸り」だと思います。
つまり、この「唸り」が発生すると音が合っていないということです。
普通は聞えませんが意識して聞くようにすると、
徐々に聞こえるようになってきます。
私も専門学校に通うまでは
この音感は一切身に付いていませんでした(‐ω‐;)
普通の唸りとは違い、単音で唸りが発生してしまうのが
先日説明いたしました1本唸りという現象です。
弦の張り方が一因とされていて、
弦がねじれていたり曲がっていたりすると発生してしまうようです。
京部