今回はゴールデンウィーク中の整調のお話 第2弾
前回お伝えできなかった「均し」「あがき」についてです。
単純に言いますと、「均し」とは鍵盤の高さ、
「あがき」は鍵盤の深さのことを言います。
アップライトピアノ、グランドピアノ、
また、メーカーによっても基準寸法が少しずつ違っています。
普段弾く時は気にも留めませんが、実はミリ単位で調整されています。
鍵盤の下にフェルトと紙が敷いてあり、
この丸い紙で均しとあがきの調整をします。
画用紙のような紙や厚紙のような紙、薄い普通紙のような紙など、
厚さの違う数種類の紙で、細かく調整していきます。
専用の定規で見たり、写真のようにあらゆる角度から目でチェックしたりします。
鍵盤がガタガタしていると見た目もよくないので、
非常に気を使う作業の1つです(^^;)
京部