「弦の交換はいつするの?」とか「どんな弦を選んだらいい?」
という質問がレッスンでも多いようです。
そこで、弦楽器メンテナンス会が近づいていることもあり、
ブログに各講師のお気に入り弦を書いてもらうことになりました。
「弦を交換しよう」と思った時にお役立て頂ければ幸いです。
スタッフ 山田
「私のお気に入り弦」 第1回 ① 榎谷講師
ドミナントが私の好きな弦です。
私がドミナントを気に入っている理由は、
弦を張りかえてからいつも同じタイミングで音程が安定し、
いつも同じタイミングでいちばんいい音色になるところ。
色々な弦を試してみましたが、ドミナントが一番しっくりきました。
私の場合は張りかえてから弾きこんで5日程度で一番安定し、
いい音色になるといつも感じます。
私は人前で演奏する機会があるときは
ステージできれいなドレスや靴をはくのと同じように演奏前のマナーとして弦を張り替えることにしています。
演奏会では一番いい音色で演奏したいので張り替えるタイミングを計算して
張り替えを行いますが、そんなとき安定する期間にバラツキがあったり良い音色がでるのがいつのタイミングなのか分からないと演奏会で思うように演奏する事が出来ません。
ですから、自分が使用するなかで「一番良い状態」が分かりやすい、
「扱いやすい弦」が私の好きな弦なのです。
弦楽器は張る弦によって音色が大きく変化する楽器ですので皆様もご興味があれば、色々な弦を試してみられてはいかがでしょうか?
少し長くなってしまうので「弦を交換する時に気をつけて頂きたい事」を別でブログに書こうと思います。
今張っている弦とは別の弦を試される時に参考にして頂ければ嬉しいです。